身をもって知った自主防災の大切さ

大分県での想定全壊・焼失建物数

もくじ

  • 全壊及び焼失建物数が九州大被災地震で38人~42人に一棟

全壊及び焼失建物数が九州大被災地震で38人~42人に一棟

人口比で読む東日本大震災被害」のページに記したように東日本大震災での「宮城県の全壊・焼失住宅数は28人に一棟」の割合でしたが、それが地域社会に与えた打撃の大きさを私はいま改めて思い知らされていますし、
人口比で読む阪神・淡路大震災被害」のページに記したように阪神・淡路大震災での「兵庫県の全壊・焼失住宅数は53人に一棟」の割合でしたが、それが地域社会に与えた打撃の大きさも今はかなり正しく理解できるようになったものと思っています。

ところで、南海トラフ地震についての被害想定の方は「全壊・焼失住宅」に加えて公共施設や商業施設や工場なども含めた「全壊及び焼失建物数」というより広い範囲を対象としているという違いはあるのですが、
参考値として「宮城県の28人に一棟」「兵庫県の53人に一棟」と比較してみると、
大分県で想定されている96ケースの地震のいずれかが起きて「全壊及び焼失建物数が38人~91人に一棟」という数字の最大値に近い被害を受けた場合は、
大分県内に住んでおられる方も深刻な事態に直面させられるものと推測されます。

なお、四つの地震の想定値は
東海地方が大きく被災する地震では全壊・焼失建物数が66人~84人に一棟、
近畿地方が大きく被災する地震では全壊・焼失建物数が69人~91人に一棟、
四国地方が大きく被災する地震では全壊・焼失建物数が56人~66人に一棟、
九州地方が大きく被災する地震では全壊・焼失建物数が38人~42人に一棟
となっています。