身をもって知った自主防災の大切さ

和歌山県についての被害想定

サマリー

和歌山県のイラスト地図

「南海トラフ地震」についての内閣府の避難所避難者数想定は「和歌山県では最大避難時(=最悪の場合)に(4人に一人で)大震災のときの『宮城県(県民7人に一人)』を上回り、最小被害時には(7人に一人で)大震災のときの『宮城県(県民7人に一人)』と同率の避難度」としています。

また、内閣府の被害想定は「和歌山県では『死者数』が最大被害時だけでなく最小避難時にも(12人~185人に一人で)大震災のときの『宮城県(県民200人に一人)』を上回る」としています。

さらに、最大被害時だけでなく最小被害時にも
負傷者数』が(25人~45人に一人で)大震災のときの『神戸市(市民104人に一人)』を上回り、
死者・負傷者数』も(8人~36人に一人で)『神戸市(市民79人に一人)』を上回る、
全壊・焼失建物数』が(5人~11人に一棟で)大震災のときの『宮城県(県民28人に一棟)』を上回る
としています。

ということは、「都府県別の想定避難所避難者数のページ」「都府県別の想定死者数のページ」「都府県別の想定全壊・焼失棟数のページ」に記したように、「『大震災で大きな被害を受けた宮城県内の市町』を質量で上回る被災市町村が発生する可能性についての指摘」があったということですので、被災後のつらい思いをできるだけ軽くするために個人レベルで防災・減災への備えを可能な範囲でなされておくことも必要です。