岡山県についての被害想定
サマリー
「南海トラフ地震」についての内閣府の避難所避難者数想定は「岡山県では最大避難時(=最悪の場合)に16人に一人、で大震災のときの『兵庫県(県民17人に一人)』とほぼ同率の避難度」としています。
また、内閣府の被害想定は「岡山県では『死者数』が最大被害時(=最悪の場合)に1,609人に一人、で大震災のときの『兵庫県(県民863人に一人)』の二分の一弱」としています。
さらに、最大被害時(=最悪の場合)に
『負傷者数』が(114人に一人で)大震災のときの『兵庫県(県民138人に一人)』を上回り、
『死者・負傷者数』も(106人に一人で)大震災のときの『兵庫県(県民119人に一人)』を上回る、
『全壊・焼失建物数』が(57人に一棟で)大震災のときの『兵庫県(県民53人に一棟)』をやや下回る
としています。
「(最大時と最小時の差が非常に大きいですので)地震の起き方によっては岡山県が被災地救援の重要拠点になりうる」とも思えるのですが、「ありうる」と指摘されたことについては重く受け止め、被災後のつらい思いをできるだけ軽くするために個人レベルで防災・減災への備えを可能な範囲でなされておくことも必要です。