身をもって知った自主防災の大切さ

奈良県での想定死者・負傷者数

もくじ

  • 死者及び負傷者数が4タイプの地震とも70人~420人に一人

死者及び負傷者数が4タイプの地震とも70人~420人に一人

人口比で読む東日本大震災被害」のページに記したように東日本大震災での「宮城県の負傷者数は県民566人に一人」なのですが、
宮城県まとめの被害概要(リンク先:宮城県『東日本大震災の被害状況一覧表(公表日:2021年4月8日)』)」でも「多くの方が亡くなったり行方不明になった『女川町』『南三陸町』『石巻市』『気仙沼市』『多賀城市』『七ヶ浜町』での負傷者数」は依然としてすべて「不明=0人」扱いとなっていますので、
「宮城県での負傷者数比率はこんなものではない」としか今は言うことができません。

負傷者数が分からない中で死者・負傷者数比率を正しく把握することは不可能ですので、「人口比で読む阪神・淡路大震災被害」のページに記したように阪神・淡路大震災の際に「神戸市の死者・行方不明・負傷者数が79人に一人」で「兵庫県の死者・行方不明・負傷者数が119人に一人」であったことを思い返すと、
奈良県で想定されている96ケースの地震のいずれかが起きて「死者及び負傷者数が70人~420人に一人」という数字の最大値に近い被害を受けた場合は、
奈良県内に住んでおられる方も相当深刻な事態に直面させられるものと推測されます。

なお、四つの地震の想定値は
東海地方が大きく被災する地震では死者・負傷者数が70人~420人に一人、
近畿地方が大きく被災する地震でも死者・負傷者数が70人~420人に一人、
四国地方が大きく被災する地震でも死者・負傷者数が70人~420人に一人、
九州地方が大きく被災する地震でも死者・負傷者数が70人~420人に一人
となっています。