神奈川県での首都直下地震被害想定(2/6)

神奈川県庁資料「都心南部直下地震による震度分布」

「都心南部直下地震による震度分布」[引用元:地震被害想定調査報告書(平成27年3月)「第2章『2.4 地震動の予測』」

神奈川県庁による「都心南部直下地震」の最大被害想定値

まず、「マグニチュード7.3の『都心南部直下地震』」の(発災時に各地域の平均風速の風が吹いていたときの)最大被害想定値について、「(2015年3月に公表された)地震被害想定調査報告書」は、次のように記しています。

(1)冬の朝5時に発生した場合の「『津波による死者数』と『逃げまどいによる死者数』を除いた死者数」が4,000人、
冬の平日の深夜0時に発生した場合の「津波による死者数」が0人、
冬の平日の夕方18時に発生した場合の「二つの予測手法で多かった方の『逃げまどいによる死者数』」が2,660人、
なので『全要因による死者数』は6,660人、

(2)夏の昼12時に発生した場合の「『津波による負傷者数』と『逃げまどいによる負傷者数』を除いた負傷者数」が66,970人、
冬の平日の深夜0時に発生した場合の「津波による負傷者数」が0人、
冬の平日の夕方18時に発生した場合の「二つの予測手法で多かった方の『逃げまどいによる負傷者数』」が2,450人、
なので『全要因による負傷者数』は69,420人、

(3)夏の昼12時に発生した場合の「『津波による死者・負傷者数』と『逃げまどいによる死者・負傷者数』を除いた死者・負傷者数」が69,270人、
冬の平日の深夜0時に発生した場合の「津波による死者・負傷者数」が0人、
冬の平日の夕方18時に発生した場合の「二つの予測手法で多かった方の『逃げまどいによる死者・負傷者数』」が5,110人、
なので『全要因による死者・負傷者数』は74,380人、

(4)冬の平日の夕方18時に発生した場合の『全壊・焼失建物棟数』が102,100棟、

(5)冬の平日の夕方18時に発生した場合のピーク時となる発生1日目から3日目にかけての『避難所避難者数』が779,680人で『(避難所外避難者を加えた)避難者総数』が1,299,470人、

(6)冬の平日の夕方18時に発生した場合の地震発生直後の『帰宅困難者数』が610,660人、

(7)冬の平日の夕方18時に発生した場合の『エレベータ閉じ込め者数』が9,430人