神奈川県庁による「大正型関東地震」の最大被害想定値
また、「マグニチュード8.2の『大正型関東地震』」の(発災時に各地域の平均風速の風が吹いていたときの)最大被害想定値について、「(2015年3月に公表された)地震被害想定調査報告書」は、次のように記しています。
(1)冬の朝5時に発生した場合の「『津波による死者数』と『逃げまどいによる死者数』を除いた死者数」が27,170人、
冬の平日の深夜0時に発生した場合の「津波による死者数」が12,530人、
冬の平日の夕方18時に発生した場合の「二つの予測手法で多かった方の『逃げまどいによる死者数』」が10,740人、
なので『全要因による死者数』は50,440人、(2)夏の昼12時に発生した場合の「『津波による負傷者数』と『逃げまどいによる負傷者数』を除いた負傷者数」が216,930人、
冬の平日の深夜0時に発生した場合の「津波による負傷者数」が2,290人、
冬の平日の夕方18時に発生した場合の「二つの予測手法で多かった方の『逃げまどいによる負傷者数』」が11,460人、
なので『全要因による負傷者数』は230,680人、(3)夏の昼12時に発生した場合の「『津波による死者・負傷者数』と『逃げまどいによる死者・負傷者数』を除いた死者・負傷者数」が230,500人、
冬の平日の深夜0時に発生した場合の「津波による死者・負傷者数」が14,820人、
冬の平日の夕方18時に発生した場合の「二つの予測手法で多かった方の『逃げまどいによる死者・負傷者数』」が22,200人、
なので『全要因による死者・負傷者数』は267,520人、(4)冬の平日の夕方18時に発生した場合の『全壊・焼失建物棟数』が(冬の平日の深夜0時に発生した場合の『津波による全壊建物』を1.3%分含みますけれども)563,420棟、
(5)冬の平日の夕方18時に発生した場合のピーク時となる発生1日目から3日目にかけての『避難所避難者数』が2,254,250人で『(避難所外避難者を加えた)避難者総数』が3,745,050人、
(6)冬の平日の夕方18時に発生した場合の地震発生直後の『帰宅困難者数』が610,660人、
(7)冬の平日の夕方18時に発生した場合の『エレベータ閉じ込め者数』が10,180人