御嶽山噴火と「外出時用防災グッズ」

2014年の御嶽山噴火

2014年の御嶽山噴火(NHKアーカイブス「NHK放送史」より)

テレビ映像は「大規模噴火時への警鐘」?

昨日(2014年9月27日)発生した「噴火警戒レベル=1(平常)」の御嶽山の噴火で、紅葉のベストシーズンの週末に「入山規制のかけられていない観光地」を訪れていた方々が突然危機に直面させられ、その中の多くの方が死傷されたことに大きなショックを受けています。

と同時に、これまでいろいろなテレビ番組が取り上げてきた「『大規模噴火の直後に始まる停電や交通機関のマヒで(大都市部でも郡部でも)日常生活が突然奪われかねない、帰宅困難者になるかも知れない』という指摘」を改めて「近未来に起き得ること」と強く意識させられました。

私が持参中の『外出時用防災グッズ』についての補足的説明」へ

私が持参中の「外出時用防災グッズ」についての補足的説明

「東日本大震災被災体験記」は自らの被災体験を基にして「一人でも多くの方に『巨大災害に備える自助レベルでの防災対策』を強化していただければ」と増改訂作業を繰り返しているサイトで、関連する所感などは「グーグルプラスページ」への投稿記事というかたちで公にしてきておりましたが、
「外出時用防災グッズ」については、2013年9月20日付の投稿記事「東京タワーエレベーター事故と2度の閉じ込められ体験」の中で「遠出のときに持参する3ウェイバッグ内に収める限られた非常時用携帯品を『エレベーターへの長時間の閉じ込められ』も考慮して選ぶようになっていました」と記していただけでしたので、
本稿では「東京タワーエレベーター事故からの1年間、どのような『外出時用防災グッズ』を持参してきていたか」についての補足的説明を行います。

『グッズ』と『バッグ』の総重量は2.5キログラム」へ

「グッズ」と「バッグ」の総重量は2.5キログラム

現時点での私の「外出時用防災グッズ」は総重量1キログラム前後で、

  • 「『ナイロン帽』『大判のバンダナ』『安全ゴーグル』『密着式防塵マスク』『3次元花粉・微粒子ブロックマスク』『(重さ100グラムの)軽量折りたたみ傘』といった身体保護系の防災グッズ」、
  • 「『ペットボトルの水かお茶、あるいはロングタイプの缶コーヒー』『非常食としてのカロリーメイト』『紙テーブルナプキン』といった飲食系の防災グッズ」、
  • 「『乾電池式ラジオ』『スマホ用電池式充電器』『ライト付ボールペン』『カラビナ・リール付アルミホイッスル』といった情報受発信系の防災グッズ」、
  • 「『寝袋タイプの非常用保温アルミシート』『携帯用カイロ』『携帯トイレ』『目薬』『バンドエイド(2サイズ)』といった体調管理系の防災グッズ

に大別されますが、これらに「3ウェイバッグ」本体の重さを加えて、「グッズ」と「バッグ」の総重量は2.5キログラムになっています。

『帰宅困難時のリスク低減策』の検討素材に」へ

「帰宅困難時のリスク低減策」の検討素材に

今回のショックで「『折りたたみ式の軽いヘルメット』と『プロテクトグローブ』も持参すべきか」と迷い始めてもいますので3キログラムになってしまうかもしれませんが、「『2.5キログラムの負担増で手に入れられる帰宅困難時のリスク低減策』を選ぶべきか否か」の検討素材として、私の実践例を提示させていただきました。

追記事項

(投稿日:2014/09/28  更新日:2020/07/05)

なお、幸いにも数年間これらの「外出時用防災グッズ」を使用する機会はありませんでしたけれども、この春に新型コロナウィルス対策グッズとして「マスク」や「ハンドソープ」などが店頭から消えた際に、「3次元花粉・微粒子ブロックマスク(5枚入り、日本製)」を使い始め、「繰り返し使うときはマスクの内側にガーゼかティッシュを」というテレビ番組での指導に従って「備蓄医療用品の一つとしていた『長さ1メートルのガーゼ(4包)』」を折り畳み線に従って裁断して挟むなどして、「マスク」不足が解消するまで対応することができました。
一方、「ハンドソープ」については需給バランスが回復しきれていないのでしょうが、「『ポンプ式ハンドソープ4個分の詰め替え用ボトル』の常時3本備蓄」を基本としていますのでまだ数か月は使用できるでしょうし、いざとなれば備蓄中の固形石鹸で代替させようと考えています。
自然災害はある条件がそろったときに突然襲ってきますし、「国内外の政治家や行政関係者が『最善の準備をし、適切な対応してくれる』ということではなさそうだ」ということが人々の共通認識になりつつある状況下ですから、「外出時用防災グッズ」についても可能な範囲で備えておかれた方がよろしいのではないかと思えますことを付記させていただきます。