お勧めしたい「被災後生活への備え」

洪水に沈む遊具

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もくじ

ほぼ確実に体験させられる「50年に一度クラスの気象災害」

今回、テレビの情報番組で発災するたびに頻繁に取り上げられている「『集中豪雨・ゲリラ豪雨』による『川の氾濫』や『土砂崩れ』」と「『台風』による『暴風』や『大雨』や『高波』や『高潮』」とが引き起こした災害を集中的に返り見ることができたことと、
日本列島上陸時に猛烈な勢力の台風がこれまでにも何回か来襲していた」と学習し直せたことで、
私は「気象災害史についても折に触れて勉強していこう」と思うようになりました。

「3.11」が起きる前には「宮城県松島町にある貝塚がすべて海抜9メートル以上のところにあって、縄文人は『津波体験』から海辺に住まなかったことが想像される」という趣旨の当時きわめて珍しい記述を目にして「高さ9メートルの津波が繰り返し来ていたの?」と不思議に思った記憶がありますが、「『3.11』での1000年に一度の大津波」は「『そうだったのだ』と思わせる歴史的な事実」を目の前に突き付けてくれました。

幸いこの数十年間「50年・100年・300年・1000年に一度クラスの気象災害」が東海道メガロポリス地帯のような人口密集地で起きていませんが、
観測記録が残されている昭和期以降だけでも全国各地で大小の気象災害が起きており、
しかも戦国時代末期からの「河川改修と新田開発」や明治時代以降の「産業構造の高度化」が進む過程で多くの人々が以前は生活の場でなかったり働く場所でなかったところで多くの時間を過ごすようになり、
さらに「飢饉」や「水害」に備えての「備蓄」や「『(通婚によって確保する)近隣地域での疎開先』の用意」も非現実的なことになっていますので、
「歴史に名を残すような気象災害」が人口密集地で起きたとき、「遠隔地での生活再建」や「お子さんだけご実家に疎開させるようなこと」を含めて、該当する地域にいらっしゃる方々の日常生活は相当な衝撃を受けるものと思われます。

お勧めしたい「備え」と「用意」と「確保」

被災後生活への備え」という言葉に置き換えられますけれども、
このページ群内に記してきたような備えに加えて、可能な範囲で「停電・断水・断ガス」と「物流ストップ・小売店閉店」と「犯罪の多発化」が一定期間続く社会での非日常生活を維持するための用意をされ、
できることであれば「(地震保険を含む)住宅保険・家財保険」の契約をして生活再建原資の一部の確保までできるようになされること
をお勧めして、この記事を終えさせていただきます。