仙台市職員に教えてもらったこと

仙台市役所の本庁舎

仙台市役所の本庁舎

もくじ


「またアクセスできなかったら」と市役所に問い合わせ

とはいえ、個人的には「『緊急速報メール』を受信したときにテレビでの詳細情報の取得方法が分からない」という問題が残されたままでしたので、
「日本時間の17日朝にチリ沖を震源として発生したマグニチュード8.3の巨大地震に伴う津波の日本への襲来が18日の朝にはありそう」というニュースが流されたことをきっかけとして、
9月17日の夕方に電話で「また夜中に『緊急速報メール』が届いたとき、市役所のホームページへアクセスできなかったらどうすべきですか」と仙台市役所に問い合わせてみました。

市役所職員の回答のあらまし」へ

市役所職員の回答のあらまし

すると、「詳細情報の取得方法」についての市役所職員の人の回答は、(録音はしていませんのでメモを基に私なりの理解でまとめ直したものですが)、次のようなものでした。

1.多くの市民の皆さんが10日の夜に仙台市ホームページへアクセスできなかった件については、「トップページ」を「避難情報に特化した簡易版」に置き換えることで解決したのですが、市長から厳しい注意を受け、次に避難情報を発令するときにはすぐ簡易版に置き換えられるような態勢をすでに組み終えていますから、「市役所ホームページの閲覧が第一」とお考えください。

2.「緊急速報メール」に付記されている「テレビでの対象地区と避難所の詳細確認」はテレビのリモコンにある地デジの「dボタン」を押すことで可能になるのですけれども、
実は「10日の夜に仙台市役所から宮城県庁に送ったデータを県庁内で変換作業を行なってマスコミ各社に配信する仕組みが11日朝の明るくなる時刻まで機能しなかった」ということがあって、
10日~11日にかけては「dボタン」を押されてもテレビ視聴者の方が詳細情報を入手することは事実上不可能でした。

しかし、県庁内でのトラブル対応はすでに完了していますので、「地デジの『dボタン』機能(リンク先:一般社団法人 放送サービス高度化推進協会『役立つデータ放送』)を活用した詳細情報の入手」の方がネットへの接続と比べて容易であれば、次回の避難情報発令時にはこちらでの情報入手もご検討ください。

3.市役所と県庁とで問題対応は終わっていますので、今後ご迷惑をおかけすることは無いと思いますが、「仙台市のホームページへアクセスできず、地デジの『dボタン』を押されても詳細情報を入手できない」という事態がもし発生した場合には、
グーグル検索でもヤフー検索でもよいのですが「災害情報」とか「避難情報」というキーワードを入れてやると「ヤフー・ジャパン社が独自に収集した避難情報などを掲載している『ヤフー・ジャパン!天気・災害』サイト」がかなり上位に出てきますから、このサイトを参照してください。

4.NHK仙台放送局をはじめとするテレビ各局のホームページにアクセスされてもよいわけですが、
万一、「宮城県庁からのマスコミ各社へのデータ配信が止まるような事態」が再発したときには、日頃の防災をめぐる報道姿勢からいってTBC(東北放送)のサイトを第一に訪問されることを個人的にお勧めします。

平時には不可能だった『回答内容の確認作業』」へ

平時には不可能だった「回答内容の確認作業」

このようなお話があったので、さっそくに、テレビのリモコンにある「dボタン」を押してデータ放送について調べたり、「ヤフー・ジャパン!天気・災害サイト」「NHK仙台サイト」「TBC東北放送サイト」を訪ねたりしたのですけれども、
当然ながら「平時には今一つ胸に落ちるコンテンツが存在していない」ために、「緊急速報メールが届くような状況下で、どの程度の情報がどのようなかたちで掲載されるのか」についてはほとんど分からないままこの日の確認作業を終えることとなりました。