「命を削るような思いでこれからも努力」が演技終了後のメッセージ
また、「ロミオとジュリエット」の演技終了後に「最後に被災地の人々へのメッセージを」と求められると、
羽生選手は「ここに来れなかった人々を含め本当に大変な思いをされている人々がまだたくさんいると思います。僕自身一生懸命頑張っていって、命を削るような思いでこれからも努力していきますので、よろしくお願いします。頑張ってください」と語っていましたが、
東日本大震災の発生から3年半の歳月が経過し、「『被災地で生活している人たち』への関心」の低下はもとより、「『自身も巨大災害などの潜在的な被災者』という認識」さえもが低下している世の中の風潮とは真逆な羽生選手の努力と言動に改めて感謝の気持ちを抱きました。
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追記事項
(投稿日:2014/09/09 更新日:2020/07/28)
この投稿記事は約6年前に書いたものですけれども、既存サイト内の「記録映像『石巻市訪問』のページ」へリンクを張ってくださった方がいらっしゃったようで、7月20日前後にSNS経由でこのページ群をたくさんの方々に訪問していただけました。
そこで、久しぶりに読み返してみると「静止画一つ挿入されていない閲覧性に難のあるページ群」であることがよくわかりましたので、今回「仙台放送制作『羽生結弦凱旋公演2014』」の動画から数コマの静止画を引用させていただいて、ワードプレス版のサイトへ移行させました。
羽生選手の場合には、
少年時代の夢であった「『オリンピックで金メダルを取ったプロスケーター』になって、『アイスショーへの出演』や『後に続く選手へのコーチング・振付師活動』などをとおして、これまで支え続けてくれた家族に恩返しをしたい」に、
「東日本大震災での実被災体験」と「選手としての活動実績を背景とした発信力の高まり」などを生かした「『被災地の復興支援』と『子供たちの練習環境の整備支援』への活動と訴え」が加わってきているので、
今であれば「タレントや歌手は政治的な発言をするな」に類した思考を持つ方々の中に「批判的な思いの蓄積」がそれなりに存在しているのだと考えていますが、
いずれ物心両面での困難期を「コロナ禍で生活が一変」したり「自然災害で被災者化」されるかたちで迎えられた方などから順に、
「羽生選手のこれまでの行動や訴え」を理解していただけるときがくる、と思っています。