必要な「被災地発の補足説明」

故郷への思いを込めて

故郷への思いを込めて(仙台放送「羽生結弦凱旋公演2014」より)

もくじ


記録映像とナレーションについて

10日前(2014年8月30日)に日本テレビ系列で放映された「24時間テレビ 愛は地球を救う」の中に、「15分間の『記録映像』」と「8分間の『生中継』」とで構成された、「羽生結弦 被災地への思いを胸に~一夜限りのアイスショー~」のコーナーがありました。

このうち「記録映像」については、羽生選手の自叙伝『蒼い炎』が「ソチオリンピックで日本代表選手の一人に選ばれること、そしてその4年後のピョンチャンオリンピックで金メダルを取ること」を目標に練習を重ねている時点で書かれたものでしたので、「現実が目標を追い越した後にアスリートは何を語るのか」と強い関心を持って視聴しましたが、
「『映像とナレーション』について補足説明を加えておくことが被災地域以外にお住まいの方々のお役にたつのでは」と感じたので、番組内容を振り返りつつ、私なりの感想を記しておきたいと思います。

『誤解』の減少を図れれば」へ

「誤解」の減少を図れれば

なお、この投稿記事は8月20日付の「『羽生結弦選手の被災地への思い』の背後にあるもの」の続編にあたりますが、当時は、
ブライアン・オーサーコーチが著書の中で「自分も現役時代に経験しているが『トップ選手が入れ替わるとき』には心の整理がつかないファン心理が演技会場内を異様な雰囲気にすることがあって、ユズルの2012年11月のNHK杯での優勝の瞬間もその一つだった」という趣旨のことを書かれているように「演技者としての羽生選手」を正しく受け止めきれない心境の方々がたくさんいらしたし、
「羽生選手の『被災地復興』をめぐっての発言や行動の背景」を(「『被災地での物心両面での生活の厳しさ』は体験してみて初めて分かること」なので仕方ありませんが)正しく理解できない方もたくさんいらしたので、
羽生選手より軽度な被災者の一人である私に見える「羽生結弦選手像」をご紹介することによって、ネット上で数多く見受けられた「羽生選手についての誤解」の減少を図れれば、と考えての記述となっています。