もくじ
- 地震保険ページ群の構成
- 「保険対象者外」と誤認識
- 「地震保険制度の詳細」についても無知
- 管理組合・損保代理店からの働きかけ
地震保険ページ群の構成
「2度も『震度6弱地震』で被災し『り災証明=半壊、家財保険=半損(2016年末までは<大半損>と<小半損>とに2分されていませんでした)、住宅保険=一部損の判定』を受けた一仙台市民の『地震保険の査定を経て、地震保険支払金を受け取るまでの実体験』」を記した本ページ群は、
このページ内をスクロールした先に置かれた「『保険対象者外』と誤認識・『地震保険制度の詳細』についても無知・管理組合・損保代理店からの働きかけ」と、その下に置かれたナビゲーションボタンなどから各々のページにジャンプできる「理解不足だった『現行地震保険制度』」「理解不足だった『家財地震保険』(全10ページ)」「理解不足だった『住宅地震保険』」との、
13ページ構成になっています。
「『いつ、どのようなかたちで被災者になるか』が分からない中での自然災害への備えを自主的にどこまでやるべきか」については「正解はこれ」というものがないわけですけれども、
先行して巨大災害の被災地に身を置いた者の一人ですので「このページ群内に『気づきのヒント』を一つでも二つでも書き込むことができていると良いな」と強く思っています。
「保険対象者外」と誤認識
「自分たちは被災者の内に入らない」という感覚
「『壊れた品々』のページと『破損品の買い直し』のページに書かれているような破損と買い直しが発生するぐらい、いろいろなものが壊れたのになぜ?」と思われる方がいらっしゃると思いますが、
私は「(復旧・復興ための具体的支援策がマスコミで報道されている)東北の各地で津波災害や地崩れ災害に遭われて悲惨な境遇の中にいる方々だけが被災者で、自分たちは被災者の内に入らない」と、しばらくの間、思い込んでいました。
ほぼ2か月間は『生活再建をめぐっての格闘』が継続
また、平日昼間の会社での「被災前よりも悩ましさを増した業務の遂行」に、「散乱物の後片付け」のページに記したような「(平日の夜と土・日・祝日のほとんどとを使った)日常生活を取り戻すための後片付け」が加わって、散乱物の仮収納を済ませたレベルの後片付けが一段落するまでほぼ2か月間、生活再建をめぐっての格闘が続いていましたので、
(もちろん契約が存在し保険料を支払ってきていたことは覚えていましたが)「地震保険の請求方法を自分で調べてみよう」と考えることもありませんでした。
「地震保険制度の詳細」についても無知
さらに、当然会社の管理部門と損保会社の顧客担当との間で被災状況についてやり取りがあったはずですけれども、報告を受けていなかったので
「地震保険制度(リンク先:財務省「地震保険制度の概要」)がどういったものなのか」だけでなく「損保会社は被災契約者にどう対応してくるのか」
を学ぶ機会もありませんでした。
管理組合・損保代理店からの働きかけ
管理組合からの「『被害調査アンケート』提出依頼」
そういった状況の中で、地震保険をめぐって最初に出てきたのは、(被災当日から1か月半が経過した)4月下旬のことでしたが、自宅マンションの管理組合からの
「地震保険の建物被害の査定に備えて『(添付された間取り図への記入を含む)被害調査のアンケート』を提出してください」
という合計2回のアンケート書き込み依頼でした。
損保代理店からの「『家財地震保険査定』受け依頼」
また、(被災当日から2か月半が経過した)5月下旬になると家財保険の損保代理店から
「少なくとも『一部損』の保険支払金を受け取れると思うので、地震保険の査定をぜひ受けてください」
という手紙が届きました。
管理組合からの「『建物地震保険査定』受け案内」
さらに、(被災当日から3か月半が経過した)6月下旬になるとマンションの管理組合から
「地震保険の建物被害の査定は『一部損』となりました。専有部分も自動的に『一部損』と査定されますが、部屋の損傷具合によって『半損』『全損』に代わる可能性を否定できないので契約している各損保会社の査定を受けてください」
という案内がありました。
また、「地震保険」のページ群への記述内容について「もう少し背景説明が欲しい」とお考えの場合には、被災体験記ノート投稿記事「『地震保険』のページ群を改訂いたしました」をご参照ください。