東京都全体での想定死者・負傷者数 | 首都直下地震

倒壊家屋救出訓練のイメージ

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もくじ

  • 死者及び負傷者数が84人~459人に一人


死者及び負傷者数が84人~459人に一人

人口比で読む東日本大震災被害」のページに記したように東日本大震災での「宮城県の負傷者数は県民566人に一人」なのですが、
宮城県まとめの被害概要(リンク先:宮城県『東日本大震災の被害状況一覧表(公表日:2021年4月8日)』)」でも「多くの方が亡くなったり行方不明になった『女川町』『南三陸町』『石巻市』『気仙沼市』『多賀城市』『七ヶ浜町』での負傷者数」は依然としてすべて「不明=0人」扱いとなっていますので、
「宮城県での人口比負傷者数はこんなものではない」としか今は言うことができません。

負傷者数が分からない中で人口比の死者及び負傷者数を正しく把握することは不可能ですので、「人口比で読む阪神・淡路大震災被害」のページに記したように阪神・淡路大震災の際に「神戸市の死者・行方不明・負傷者数が市民79人に一人」で「兵庫県の死者・行方不明・負傷者数が県民119人に一人」であったことを思い返すと、
東京都で想定されている「首都直下地震としての『東京湾北部地震』と『多摩直下地震』、海溝型地震としての『元禄型関東地震』、活断層で発生する地震としての『立川断層帯地震』」という四つの地震のいずれかが起きて「死者及び負傷者数が都民84人~459人に一人」という数字の最大値に近い被害を受けた場合は、
自治体別のページで触れているように、重度の被災区市町に住んでおられる方が深刻な事態に直面させられるものと推測されます。

また、都内12区2市1町では昼間人口(リンク先:東京都の統計『平成22年国勢調査による東京都の昼間人口』)が夜間人口を上回っていますけれども、このことに配慮した上でなお「深刻な事態に直面させられる可能性がある」と指摘することができます。

なお、最大想定値(=最悪の場合)は
23区中21区[区部の91%]死者及び負傷者数が区民4人~102人に一人、
多摩地区30市町村中19市町[多摩地区の63%]死者及び負傷者数が市民・町民53人~114人に一人
となっています。