小規模被災で「転倒、落下、散乱」を経験
東日本大震災が発生する前の12年間に6回あった小規模被災について整理すると、(懲りながら改善はしてきたはずですが)、
「会社での一部書類の散乱」が4回、
「自宅での一部書類の散乱」が3回、
「会社での本箱の転倒と雑誌・書籍の散乱」が1回、
「自宅での雑誌と書籍の大量落下」が1回、
ということになります。
上の写真の「雑誌と書籍の落下と散乱」のミニ版を2度経験していた、ということにもなります。
「大地震の時に体験しそうなこと」も経験
また、これらの地震時には、
「コンクリート製の梁の一部損壊現場」や「路上で呆然とする人たち」を目撃したり、「交通機関の運行停止」や「電話回線の混雑」に困惑したり、と
「大地震の時に体験しそうなこと」の一部をも経験させられました。
さらには、それまであまり意識していなかった「親類縁者の方々へ差し伸べられる支援の限界をめぐっての心苦しさ」についても痛感をさせられました。
今は「不十分な防災対策だった」と反省
「(仙台市役所サイト内の『宮城県沖地震の発生確率』に取りまとめられているように)『次の宮城県沖地震が発生する確率』は今後30年間にほぼ100%」という政府の調査結果が発表されている中で、上のようなことが連続して起きているにもかかわらず「自主防災対策は何もしない」と割り切れた人はそう多くないと思いますし、大地震に備えようとする気持ちの高まりは「宮城県での地震保険の世帯加入率」と「宮城県での地震保険の都道府県別付帯率」との急上昇などからもうかがい知れるわけですが、
その「『自主防災対策』面で欠けていたこと」の詳細を次のページ群「被災状況(思い知らされた防災対策の不十分さ)」に記述します。