自宅内での緊急的な追加防災対策 | 復旧作業

応急給水に並ぶ市民の列

応急給水に並ぶ市民の列[写真提供:仙台市]

もくじ

  • 「風呂水の保存」と「重いものの床置き化」
  • ライフライン崩壊時用の防災グッズ
    • 電気湯沸し器・卓上コンロ・ウォータータンク
    • LEDカンテラ・LEDヘッドライト
    • クーラーボックス・蓄冷剤・断熱シート


「風呂水の保存」と「重いものの床置き化」

自宅内では、
しばらくの間、被災直後に汲み上げた水を溜めたポリバケツなどを再度の断水時に備えて洗面台付近に置いていましたが、
「自宅での災害対策」としてよく書かれている「入浴後の風呂の水は保存しておくべき」という指摘についてはもっともだと思いましたので、
都市ガスの供給が再開しお風呂を使えるようになった(被災当日から1か月近くが経過した後の)4月5日から断水時のトイレ用として風呂水の保存を始めました。

また、「転倒防止具で固定できない背の高くない家具」上にあった重い機器については、宙吊り・落下を避けるために、「場所をとっても床に置いておく」よう改めました。

ライフライン崩壊時用の防災グッズ」へ

ライフライン崩壊時用の防災グッズ

電気湯沸し器・卓上コンロ・ウォータータンク

ライフラインの一時的な崩壊に備える防災グッズについては、
まず、水とお湯の無い生活の再来に備えて、第2ステージである「日常生活を取り戻すための後片付け」の日々が始まって2週間が経過した4月初めから「大型電気湯沸し器」、「カセットコンロ(卓上コンロ)」と「カセットボンベ(ガスボンベ)」、「ウォータータンク(折りたたみ式の貯水タンク)」をホームセンターなどで探して購入し、(被災当日から1か月半の間にということになりますが)、4月中に買い求め終わりました。

仙台市での都市ガス戸別供給再開完了日は4月16日(引用元:仙台市ガス局ホームページ「東日本大震災における都市ガスの復旧状況等について」 )でしたので、4月下旬までにはライフライン系防災グッズの店頭での品ぞろえ量も豊富な状況に変わっていました。

LEDカンテラ・LEDヘッドライト

また、被災初期の停電時に役立った「『非常用懐中電灯』の横置き」から「登山・キャンプ用の『LEDカンテラ』や『LEDヘッドライト』の使用」に変更した方が両手を使えるようになってより良いと思えたので、
私的利用が公認されていた会社のパソコンを使ってネットでメーカーと製品名を調べるなどして、(段ボール箱への仮収容という不十分なレベルのものに過ぎませんでしたが)散乱物の後片付けが一段落した5月上旬に、(店頭に置かれている製品については選択の余地があまりありませんでしたけれども)、これらを購入しました。

クーラーボックス・蓄冷剤・断熱シート

さらに、突然の停電の再発に備えて、(被災当日から2か月半が経過した)5月下旬に「クーラーボックス」と「蓄冷剤」と「オールシーズン型省エネ窓ガラス用断熱シート」を購入しましたが、
自宅で復旧作業を行なえるのは平日の夜と土・日・祝日だけですから、すべての窓に「断熱シート」を張り終えたのは(被災当日から4か月が経過した)7月中旬に至ってでした。