対象都府県全体での想定避難所避難者数 | 南海トラフ地震

避難所生活のイメージ

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  • 避難所避難者数が23人~47人に一人


避難所避難者数が23人~47人に一人

人口比で読む東日本大震災被害」のページなどに記したように東日本大震災の翌日から3日間も「仙台市民の10人に一人は避難所で過ごさざるを得なかった」ですし、「宮城県全体でのピーク時避難所避難者数は県民7人に一人」でした。
また、阪神・淡路大震災のときの「神戸市でのピーク時避難所避難者数は市民6人に一人」、「兵庫県全体でのピーク時避難所避難者数は県民17人に一人」でした。

都府県外から来ていて帰宅困難者になられる方や避難所に身を寄せて避難者に数えられる方もいらっしゃるでしょうから乱暴な計算ではあるのですが、
東日本大震災のときに見聞きした社会状況や阪神・淡路大震災のときに報道された胸が締め付けられるような映像から類推すると、
内閣府が想定している「(各々に『二つの強震動生成域ケース』と『六つの季節・時間帯・風速ケース』と『二つの避難率ケース』がある)『東海地方大被災ケース』『近畿地方大被災ケース』『四国地方大被災ケース』『九州地方大被災ケース』」という4タイプの地震のいずれかが起きて「避難所避難者数が都府県民23人~47人に一人」という数字の最大値に近い被害を受けた場合は、
自治体別のページで触れているように、重度の被災県に住んでおられる方が相当深刻な事態に直面させられるものと推測されます。

なお、(「北海道」と「東北6県」を含まない)全国40都府県中10県[全体の25%]では避難所避難者数の最大想定値(=最悪の場合)が県民2人~9人に一人、
40都府県中6県[全体の15%]では避難所避難者数の最小想定値(=最良の場合)も県民4人~10人に一人
となっています。