山梨県での想定全壊・焼失建物数 | 南海トラフ地震

消火作業のイメージ

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  • 全壊及び焼失建物数が4タイプの地震とも111人~166人に一棟


全壊及び焼失建物数が4タイプの地震とも111人~166人に一棟

人口比で読む東日本大震災被害」のページに記したように東日本大震災での「宮城県の全壊・焼失住宅数は県民28人に一棟」の割合でしたが、それが地域社会に与えた打撃の大きさを私はいま改めて思い知らされていますし、
人口比で読む阪神・淡路大震災被害」のページに記したように阪神・淡路大震災での「兵庫県の全壊・焼失住宅数は県民53人に一棟」の割合でしたが、それが地域社会に与えた打撃の大きさも今はかなり正しく理解できるようになったものと思っています。

ところで、南海トラフ地震についての被害想定の方は「『全壊・焼失住宅数』に加えて公共施設や商業施設や工場なども含めた『全壊及び焼失建物数』というより広い範囲を対象としている」という違いはあるのですが、
参考値として「宮城県の全壊・焼失住宅数(県民28人に一棟)」「兵庫県の全壊・焼失住宅数(県民53人に一棟)」と比較してみると、
内閣府が想定している「(各々に『二つの強震動生成域ケース』と『六つの季節・時間帯・風速ケース』と『二つの避難率ケース』がある)『東海地方大被災ケース』『近畿地方大被災ケース』『四国地方大被災ケース』『九州地方大被災ケース』」という4タイプの地震のいずれかが起きて「山梨県での全壊及び焼失建物数が県民111人~166人に一棟」という数字の最大想定(=最悪の場合)に近い被害を受けた場合は、
山梨県内に住んでおられる方も深刻な事態に直面させられるものと推測されます。

なお、4タイプの地震別の想定値は
東海地方大被災ケースでは全壊及び焼失建物数が県民111人~166人に一棟、
近畿地方大被災ケースでも全壊及び焼失建物数が県民111人~166人に一棟、
四国地方大被災ケースでも全壊及び焼失建物数が県民111人~166人に一棟、
九州地方大被災ケースでも全壊及び焼失建物数が県民111人~166人に一棟
となっています。