会社内での備品の買い直し | 復旧作業

壁のひび割れのイメージ

壁のひび割れのイメージ

もくじ


備品の買い直しは当面先送りに

第4ステージの復旧作業である「震災で壊れた物品の買い直し」について、会社では、
(損傷したものは数えきれないぐらいありましたが)壊れて使えなくなったものはほとんどなかった上に、
受注していた案件の施工・納品がお客様側からの要望で延期や中止になるなど、「地域の産業・経済・社会が大きく傷つくとこうなるのか」と思い知らされるレベルでお客様との取引状況に異変が生じてきましたので、
備品の買い直しは当面先送りをすることにしました。

社屋内の修復工事も当面先送りに」へ

社屋内の修復工事も当面先送りに

また、社屋内に数多く生じた亀裂個所については修復工事を依頼したかったのですが、
「建物の安全性に問題はありません」という判定が下されていましたし、「より優先的に行われるべき安全確保のための工事対象が仙台市内に限ってもいっぱいあること」は周知の事実でしたので、
備品の買い直しと同じように修復工事についても当面の先送りを決めました。

なお、2017年3月11日に放映されたNHKスペシャル「”仮設6年”は問いかける~巨大災害に備えるために~」とその直後のNHKニュースの中で「NHKなどの検証で『首都直下地震が起きると仮設住宅が国の想定に対して東京都内だけで最大18万戸不足のおそれがあること』が判明した」という趣旨の報道がありましたけれども、
巨大災害が突発したときに「個人レベルを超えて求められる物品や工事・作業の供給要請」に応えられる企業・組織はしばらくの間世界中どこにも存在しないのですから、「あのとき『会社レベルでの壊れた物品の買い直し』を希望していても不可能なことだった」と今は思っています。