首都直下地震でのエレベーター閉じ込め者数(内閣府)
もくじ
- マグニチュード7クラス地震の最大想定エレベーター閉じ込め者数は約17,400人
- 同じようなシーンで最大6割増
- 1都3県の平均想定値は約2,000人に一人
マグニチュード7クラス地震の最大想定エレベーター閉じ込め者数は約17,400人
また、「その他の被害」の中の「エレベーター閉じ込め者数」についてですが、「今回(2013年)の新想定」では
「都心南部直下地震」が、(1-a)昼12時に発生したら約17,400人、(1-b)夕方18時に発生したら約11,100人、(1-c)朝8時に発生したら約6,800人
としています。
同じようなシーンで最大6割増
「前回の想定」で「エレベーター閉じ込め者数」は
「東京湾北部地震」が、(1-a)昼12時に発生したら約11,000人、(1-b)朝8時~9時に発生したら約6,000人
とされていましたから、
同じような想定シーンであれば1割~6割増加しています。
1都3県の平均想定値は約2,000人に一人
なお、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県という1都3県の推計人口は2013年4月1日現在で合計35,688,251人ですので、
「都心南部直下地震」での最大エレベーター閉じ込め者数は1都3県民の約2,000人に一人となります。
「阪神・淡路大震災の際の兵庫県での死者・行方不明者比率のおよそ二分の一」というそれなりの高率ですし、
「いつ終わるか分からない密室内への閉じ込めを、知らない方と一緒に、場合によっては照明切れの状況下で(トイレにも行けずに)過ごす」ので文字通りの恐怖体験となる可能性もあります。
こちらについても危険の芽は事前に摘んでおかれるべきでしょうから、エレベーターへの閉じ込めも意識した防災グッズを持ち歩く習慣を身に着けておかれることを強くお勧めいたします。
(投稿日:2015/08/20 更新日:2017/05/07)
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