首都直下地震での想定帰宅困難者数(内閣府)
もくじ
- マグニチュード7クラス地震の最大想定帰宅困難者数は約8,000,000人
- 同一想定シーンで最大2割増
- 1都4県の平均想定値は約4.8人に一人
マグニチュード7クラス地震の最大想定帰宅困難者数は約8,000,000人
加えて、「帰宅困難者数」についてですが、「今回(2013年)の新想定」では
「都心南部直下地震」が平日の昼12時に発生したら約6,400,000人~約8,000,000人
としています。
同一想定シーンで最大2割増
「前回(2005年)の想定」で「帰宅困難者数」は
「東京湾北部地震」が、(1-a)昼12時に発生したら約6,500,000人、(1-b)朝5時に発生したら約160,000人
とされていましたから、
帰宅困難者数は同一想定シーンで同等から2割増になっています。
1都4県の平均想定値は約4.8人に一人
なお、「対象は東京都、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県」と書かれていますが、茨城県も加えた1都4県の推計人口は2013年4月1日現在で合計38,622,558人ですので、
「都心南部直下地震」での最大帰宅困難者数は1都4県民の約4.8人に一人となります。
帰宅困難者数については「『震度5弱』だった東日本大震災のときの東京より、もっと激しい地震で傷んだ街の中で2割以上の方が困難な帰宅を試み、あきらめて避難所避難者などに転化された一部の方を除いた2割の方」というイメージですが、
東日本大震災がそうであったように金曜日の午後2時台といった明るい時間帯の発生でなければ、帰り道での困難度はさらに高まるものと思われます。
危険の芽は事前に摘んでおかれるべきでしょうから、外出時用の防災グッズを持ち歩く習慣を身に着けておかれることを強くお勧めするものです。