身をもって知った自主防災の大切さ

武蔵野市での防災対策の基本

もくじ

可能な範囲でベストをお尽くしいただければ

東京都武蔵野市のイラスト地図

東日本大震災の発生を踏まえて武蔵野市についてこのような想定被害が公表されたわけですから、国や都や武蔵野市役所はこれまでやってこなかったレベルの防災行政を展開し始めているのですが、ご自身・ご家族レベルでの防災対策の基本は多くの防災関連資料・書籍が記しているように「一人一人がわが事として防災・減災に備えること」です。

「東京都の被害予測にあるような事態が起きた時にはどうするか」「被災後の生活再建の日々が過酷なものとならないように今何をしておくべきか」といったことについて、可能な範囲でベストをお尽くしいただければ幸いと考えます。

市役所サイトの防災関連ページなどの閲覧をぜひ」へ

市役所サイトの防災関連ページなどの閲覧をぜひ

「『立川市役所サイトの防災ページ群』よりさらに良いサイト」だけれど

なお、東日本大震災の後も小さな地震が多発している仙台市ですら、「やっぱり夜に実施しないと実践訓練にならない」という声が出て、被災から4年が経過した2015年に初めて「夕方から夜にかけて懐中電灯などを携行してもらっての、『仙台市の中心部直下を南西から北東に横切る長町-利府線断層帯が動き、最大震度7の地震発生』という想定での、住民避難訓練と避難所運営訓練」を行なえたぐらいです。

ですので、武蔵野市民や武蔵野市内で働く人々の多くが「起きて欲しくない」「発生しないかもしれない」という願望や希望的観測を持たれている状況下で、限られた数の担当スタッフの手によって改善されてきたものが、
(2017年11月の時点で初めて閲覧したのですけれども、「サイト全体が読み進みやすく作られている上に、PDFファイルの『地震に備えよう!防災ハンドブック』と『武蔵野市避難所運営の手引き』とを丁寧に読んでいくと『こういう自助防災対策をしておく必要があるのだ』と認識できるようになっていますので、南多摩5市と立川市の中では最も良質な『立川市役所の防災ページ群』よりさらに良いサイト」という心象を抱かされたものの、「市民意識調査の結果を反映させた『東日本大震災に対する武蔵野市の取り組みと今後の防災対応指針』」については非常にレベルの高いものでありながら「市役所職員の皆さんが震度6弱体験を経ていないところから来ていると思われる状況設定のゆるさ」も否めないところで)、
いま武蔵野市役所サイトの防災ページ群に掲載されている程度の「自助による防災への導きの姿勢」が弱い防災関係資料になっているのも、やむを得ないところかと思います。

辛い思いを避けるために必要な自助努力

いずれにしても、「巨大災害発生時には国や都や武蔵野市役所がしかるべくやってくれる」という姿勢でいらしたら、「自力で危機から脱出し、被災後の困難が続く日々にできるだけ辛い思いをしないようにするための最善の手段は、自助努力による事前準備の積み重ねだったんだ」と、ご自身の体験を踏まえて、後日、きっと後悔されることでしょう。

不十分なところが残るとはいえ、武蔵野市役所サイトの防災ページ群にも地震・火山噴火・大雨・強風といった自然災害の発生にかかわる防災情報が掲載されていますし、そこからリンクが張られているジャンプ先外部サイトにはご参考になる記事・資料が存在しますので、お時間をおとりになれる方には興味を持たれた記事・資料についての閲覧を試みられることをお勧めいたします。

また、板橋区品川区渋谷区江戸川区という優れた4区役所サイトの防災ページ群内の「自助に役立ちそうな防災情報」に目を通され、それらを基にして関心を持たれた「自宅用と外出時用の防災グッズ」についてネットや店頭で調べて「巨大災害発生の日とそれに続く苦難の日々」に備えて用意しておくことなど、可能な範囲で必要な自助努力を積み重ねられることについても強くお勧めしたいと思います。