身をもって知った自主防災の大切さ

「開演中に被災」への不安

会場は大震災被災で数か月間全館閉館

というのも、この会場は仙台フィルハーモニー管弦楽団のホームグラウンドのような施設なのですが、
(フィギュアスケートの羽生結弦選手が被災したアイスリンク仙台の真南わずか2キロメートルにある施設でしたから、東日本大震災のときに仙台市内の平均的なところよりも激しく揺れ)、
「天井の一部が落ち、壁に亀裂がいっぱい入る状況下で、リハーサル中だった仙台フィルの方々はかろうじて負傷者ゼロで脱出できた」という趣旨の記事をどこかの新聞で読みましたし、 その後コンサートホールを含む建物全体が修繕のために数か月間全館閉館となったところです。

ですので、
開演前にやっておくべき、「起きるはずでまだ起きていない東日本大震災本震の最大余震(マグニチュード8クラス)」、
「(東日本大震災でアスペリティと呼ばれるプレート境界の固着域も大きく動いてしまったので)平均37.1年間隔での発生確率が『不明=いつ起きるか分からない』になってしまった次の宮城県沖地震」、
「文部科学省地震調査研究推進本部のサイトに『本断層帯は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属する』と書かれている長町-利府線断層帯が動く活断層地震
などが演奏中に起きたときの「脱出ルートの確認作業」と「ドアに近い座席の確保」が入場前にはできなかったこと、が幾分の怖さを感じつつ入場した第一の理由でした。