世田谷区での想定避難所避難者数
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- 避難所避難者数が3地震で6人~10人に一人
避難所避難者数が3地震で6人~10人に一人
「人口比で読む東日本大震災被害」のページなどに記したように東日本大震災の翌日から3日間も仙台市民の10人に一人は避難所で過ごさざるを得なかったですし、「宮城県全体でのピーク時避難所避難者数は県民7人に一人」でした。
また、阪神・淡路大震災のときの「神戸市でのピーク時避難所避難者数は市民6人に一人」、「兵庫県全体でのピーク時避難所避難者数は県民17人に一人」でした。
都外や都内の他の区市町村から来ていて帰宅困難者になられる方や避難所に身を寄せて避難者に数えられる方もいらっしゃるでしょうから乱暴な計算ではあるのですが、東日本大震災のときに見聞きした社会状況や阪神・淡路大震災のときに報道された胸が締め付けられるような映像から類推すると、
世田谷区で想定されている「首都直下地震としての『東京湾北部地震』と『多摩直下地震』、海溝型地震としての『元禄型関東地震』、活断層で発生する地震としての『立川断層帯地震』」という四つの地震のいずれかが起きて「避難所避難者数が区民6人~203人に一人」という数字の最大値に近い被害を受けた場合は、
世田谷区内に住んでおられる方も「相当深刻な事態」に直面させられるものと推測されます。
また、世田谷区は昼間人口(リンク先:東京都の統計『平成22年国勢調査による東京都の昼間人口』)が夜間人口を0.9倍と下回っている区でありますし、
「立川断層帯地震」を除く「東京湾北部地震」「多摩直下地震」「元禄型関東地震」の三地震における六つのシーンでの避難所避難者数は就寝中の区民の方が多いと思われる冬の朝5時の場合を含めて区民6人~10人に一人という想定値になっていますので、
昼間・夜間人口に配慮した上でなお「相当深刻な事態に直面させられる可能性がある」と指摘することができます。