港区での想定負傷者数

負傷者数が3地震で20人～95人に一人

「人口比で読む東日本大震災被害」のページに記したように東日本大震災での「宮城県の負傷者数は県民566人に一人」なのですが、
「宮城県まとめの被害概要（リンク先：宮城県『東日本大震災の被害状況一覧表（公表日：2021年4月8日）』）」でも「多くの方が亡くなったり行方不明になった『女川町』『南三陸町』『石巻市』『気仙沼市』『多賀城市』『七ヶ浜町』での負傷者数」は依然としてすべて「不明＝0人」扱いとなっていますので、
「宮城県での人口比負傷者数はこんなものではない」としか今は言うことができません。

そこで、「人口比で読む阪神・淡路大震災被害」のページに記したように阪神・淡路大震災の際に「神戸市の負傷者数が市民104人に一人」で「兵庫県の負傷者数が県民138人に一人」であったことを思い返すと、
港区で想定されている「首都直下地震としての『東京湾北部地震』と『多摩直下地震』、海溝型地震としての『元禄型関東地震』、活断層で発生する地震としての『立川断層帯地震』」という四つの地震のいずれかが起きて「負傷者数が区民20人～9,169人に一人」という数字の最大値に近い被害を受けた場合は、
港区内に住んでおられる方も「相当深刻な事態」に直面させられるものと推測されます。

というのも、港区は昼間人口（リンク先：東京都の統計『平成22年国勢調査による東京都の昼間人口』）が夜間人口を4.3倍と大幅に上回っているという特殊事情に配慮する必要がある中で、
『立川断層帯地震』を除く『東京湾北部地震』『多摩直下地震』『元禄型関東地震』の三地震では
『昼・夕の四つのシーン』で負傷者数が20人～36人に一人、就寝中の区民の方が多いと思われる『冬の朝５時の二つのシーン』でも負傷者数が64人～95人に一人
という想定値になっているからです。