身をもって知った自主防災の大切さ

1998年9月15日の直下型地震

マグニチュード5.1の地震

1998年(平成10年)9月15日の16時24分に仙台市青葉区愛子(あやし)付近で発生した、マグニチュード5.1の地震です。

宮城野区五輪(仙台管区気象台内)と青葉区大倉(大倉ダム上流の気象庁設置無人観測点)の地震計が共に「震度4」を記録しました。

下から突き上げるような地震でした。

自宅内で雑誌・書籍約300冊が落下」へ

自宅内で雑誌・書籍約300冊が落下

1998年9月15日の地震の震央図 「1998年9月15日の地震の震央図」説明文 地元紙「河北新報」には「仙台市内では棚の小物や食器の落下が多発した」と報じられましたが、
「敬老の日」にもかかわらず休日出勤していた会社内では書類の散乱も什器備品の転倒も共に起きませんでした。

一方、仕事を中断して戻った自宅内では
「天板から天井まで60㎝ぐらい空いている、家具突っ張り棒(家具転倒防止伸縮棒)で固定してあった、本棚の天板」
の上に置いてあった約300冊の雑誌と書籍がほぼすべて落下していました。

『活断層の今後の動きと関係?』という指摘も」へ

「活断層の今後の動きと関係?」という指摘も

当時、「この地震は『長町-利府線断層帯(リンク先:文部科学省地震調査研究推進本部「長町-利府線断層帯」)』というJR仙台駅から約1km東京寄りのところで東北新幹線と交差している活断層の今後の動きと関係しているのでは」という指摘がありましたけれども、
阪神・淡路大震災から1年半が経過した時点でグーグルプラスページへの投稿記事「被災地ツアーの効果と限界」に記したようなかたちで「神戸市・宝塚市での被災状況」を見る機会があって大きなショックを受けたところから、直後に東京大学出版会発行の「日本の活断層図」を購入して100万分の1の地図に当たってみると「長町-利府線断層帯が南西から北東へ仙台市の中心部を横切っていることが一目瞭然だった」という記憶も生々しく残っていましたので、
この1998年9月15日の地震は「活断層の動き方次第でピンポイント的に仙台市が大被災する可能性」について強く意識するきっかけとなりました。

また、「そのような高いところに置いてあったのは読む可能性がない雑誌と書籍だったからだ」とも考えられたので、(率直に言って大きなためらいはありましたが)、都市直下型大震災発生時の危険を減らすために、あまり日を置かずに本棚の天板と天井との間に置いてあったほとんどすべての雑誌と書籍を処分してしまいました。

「仮に東日本大震災でこれらの雑誌と書籍がはじめて落下していたら、この部屋の片付けにさらに多くの時間を投入しなければならなかった」と思えますし、
場合によっては「やむを得ず避難所生活をしている間に電気の供給が再開され、(落下し堆積物化した雑誌と書籍にブロックされて)安全装置が作動する角度まで傾かなかったオイルヒーターより出火・延焼という事態の発生」の可能性すらあったのですから、
「小さな事故の発生を教訓に大きな事故の発生原因を取り除けたような事例の一つ」と今は認識しています。

 

 

 

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