「『スーパー台風』列島上陸」への備え方

強風と荒波

強風と荒波

もくじ

「スーパー台風列島上陸への備え方」ページ群の構成

この度の「2018年台風21号」の北進・通過時に、「強風による飛来物」と「強風そのもの」によって、私自身が「『網戸ネット』を3枚引き裂かれる」というかたちで「『一般的な家財保険』の修理代金支払い確定被災者」の一人になってしまいました。

東日本大震災のときの「『地震保険』査定申請の申し出」と同じで、重度の被災をされた方々との比較で明らかに軽度な被災者である私は申し出ることにためらいを感じ、今頃になって損保会社に申請をし「『見積書にある修理代金とプラスアルファーの補償金』の支払い確定連絡を受けたばかり」という状況下にありますが、
「今後『1000年に一度の台風被災者』になる可能性すら排除できない」ということはよく分かりましたので、今回初めて「台風被害」について調べてみました。

「結果として分かったこと」を記した本ページ群は、
このページ内をスクロールした先に置かれた「『猛烈な台風』が相次いだ2018年秋」と、その下に置かれたナビゲーションボタンなどから各々のページにジャンプできる「Nスペ『スーパー台風 ”海の異変”の最悪シナリオ』」、「『スーパー台風』の定義と発生事例」、「『気象系災害』への備え方(1.国政への働きかけ)」、「『気象系災害』への備え方(2.自治体への働きかけ)」、「『気象系災害』への備え方(3.ご自身での情報収集)」、「お勧めしたい『被災後生活への備え』」との、7ページ構成になっています。
ご参考になることを少しでも書き込むことができていれば幸い、と思っています。

『猛烈な台風』が相次いだ2018年秋」へ

「猛烈な台風」が相次いだ2018年秋

2018年の9月初めから10月初めにかけて「台風21号」「台風24号」「台風25号」という、三つともピーク時に(「中心気圧=915hPa(ヘクトパスカル)」「最大風速=55m(メートル)/s(秒)」「最大瞬間風速=75m/s」の観測記録を残し)気象庁から「猛烈な台風」にランクづけられた台風が、
しばらくぶりにしかも相次いで日本列島に上陸あるいは接近したことで、
列島各地に大きな被害がもたらされました。

2018年台風21号

これら三つの台風の中でも、「台風21号」(リンク先:気象庁「台風第21号による暴風・高潮等」)は、
徳島県に上陸する直前に室戸岬で「中心気圧=945hPa」「最大風速=48.2m/s」「最大瞬間風速=55.3m/s」、
その後に関西空港で「最大風速=46.5m/s」「最大瞬間風速=58.1m/s」、
大阪で「(同地での観測史上歴代1位であった『1961年台風18号<第2室戸台風>』のときの293cmを上回る)最高潮位=329cm」を記録するなどし、
列島各地に暴風・高潮・大雨被害を残して日本海へ抜けました。

が、この台風は
「今回のように『上陸時勢力=非常に強い台風』に日本列島の中核部分で生活する人々が『1993年台風13号』以降25年ぶりに直面させられた場合、『上陸時勢力=強い台風』をその間乗り切って来ていた関係者の心の中に『一定の想定被害相場』が形成されてしまっていて、
結果、各地・各分野で『自然現象については上陸後の展開が予測しにくいこと』もあいまって判断ミスが積み重ねられ、関西空港島と関空連絡橋とで起きた事故に象徴される『回避できた被害』が発生し得る」
と教えてくれた歴史的な意味を持つ台風でありました。

2018年台風24号

また、「台風24号」(リンク先:気象庁「台風第24号による暴風・高潮等」)は、
鹿児島県の徳之島付近を「中心気圧=950hPa」「最大風速=45m/s」「最大瞬間風速=60m/s」で通過した後、和歌山県に上陸する直前まで「中心気圧=950hPa」「最大風速=45m/s」の勢力を維持し続けた「非常に強い台風」で、
日本列島を縦断して三陸沖で太平洋上に抜けるまでの間に、
鹿児島県の奄美市では「最大風速=40m/s以上」「最大瞬間風速=52.5m/s以上」、
同県の与論島では「最大風速=39.8m/s」「最大瞬間風速=56.6m/s」、
和歌山県の御坊で「最高潮位=296cm」、
同県の串本で「(26日前の『2018年台風21号』での173cmという観測史上歴代1位記録を上回る)最高潮位=254cm」を記録したばかりか、
東京都心でも(「1979年台風20号」の最大瞬間風速=38.2m/sを上回り、同地での観測史上歴代3位に位置づけられる)「最大瞬間風速=39.3m/s」の強風を記録しています。

「台風24号」に対しては「『2018年台風21号』と同等の勢力の『非常に強い台風』が(1年間に2度来るだけでも観測史上初のことなのに)同じ9月の間に再びやって来る」いう事前アナウンスがあったことで法人・個人の多くがそれなりの準備をしたわけですけれども、
なにぶん「『25年前の非常に強い台風経験』を瞬時に思い返せた人」はそれほど多くなく、暴風、大雨、高波、高潮の影響で被害を受けられた方がかなりの規模で発生することとなりました。